犯罪者の流刑地『天獄の島』が造られた目的とは?

死刑が廃止された近未来

古代や中世の刑罰の1つである流刑。江戸時代には八丈島や佐渡島が、明治時代には北海道が流刑地の1つとなっていました。そんな流刑である島流しが復活した近未来の日本を描いた『天獄の島』(落合裕介)が、無料漫画アプリ「マンガKING」で読み放題作品として公開中です。

日本文芸社「コミックBREAK」などで連載された本作。主人公として描かれた御子柴鋭(みこしば えい)は、5人もの人間を殺した凶悪犯です。

それでは死刑に……と思いきや、廃止された死刑に代わって復活した流刑、つまり島流しになります。

死刑を廃止した理由に“倫理的”をあげるところが笑ってしまうのですが、まあいろんな尺度があるのでしょう。ただ現状からすると、死刑を廃止しようとするような世論の高まりは、遠い未来のことになりそうです。

いきなりのお出迎え

かつての流刑地もいろいろありましたが、基本的に普通に生活している人と同居するような形であり、ある程度の生活は保障されていました。しかし本作での流刑は異なります。

かろうじて生かされてはいるものの、着の身着のままで放り出された後は何の手立てもないままで生きる術を探す必要があります。

新入りの罪人を出迎えたのは弓矢でした。まあ、素直に考えれば当然ですよね。新入りであっても衣服は新品同前。先住者がそれに狙いを付けるのも無理からぬことです。かろうじて襲撃者を撃退した鋭は島の北側を目指すことになります。

そんなこんなで鋭が目的を持ってここに来たことも明らかになっています。目的を持っての島への潜入とは言え、死刑になるために5人も殺すのはどうなんだろうとは思うのですが、他に方法がなかったのでしょうね。

島が造られた目的は何か?

島で生きのびる鋭は、犯罪者同士を戦わせる異様な競技で勝ち抜いたこともあり、先住者から一定の信頼を得ていきます。それと同時に島の秘密にも触れてしまうのですが、そこで登場するのが“一”とも“神”とも呼ばれていた一人の少女。

設定から女っ気が全くなかった漫画なので、女の子が出てきたことにホッとする面があるのですけれども、この少女自体がほとんどしゃべりませんし身動きもとりません。

もっともそれには大きな謎があるためで、鋭もその秘密に深入りすることになっていきます。

復讐は達成できるのか

復讐のために流刑地に入り込む鋭の執念もかなりのものですが、それで目的を達成できるかは別ものです。

果たして鋭の復讐は達成できるのか。そして島が造られた目的は何だったのか。多くの読者の予想を超えるであろう結末を迎える本作を、ぜひ漫画アプリ「マンガKING」で読んでみてください。

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