小さな探偵社の地味な依頼にこそ裏がある『リバースエッジ 大川端探偵社』

3人きりの探偵社

東京の下町にある小さな探偵社の活躍を描いた『リバースエッジ 大川端探偵社』(たなか亜希夫、ひじかた憂峰)が無料漫画アプリ「マンガKING」で読み放題作品として限定公開中です。

おそらく墨田区か江東区近辺にあるのではないかと思われる大川端探偵社。坊主頭の所長、調査員のボサボサ頭の村木タケシ、調査員兼受付兼秘書であるメグミの3人で切り盛りする小さな探偵社です。これで経営が成り立つのかと思うのですが、それゆえに人を呼び込むものがあるのかもしれません。

最初の依頼人は美女

第1話で探偵社を訪れたのは、すれ違う男性の10人に9人は振り返りそうな美女。カラオケ教室をいくつも経営している才媛でもあるのですが、そんな彼女の依頼はとあるカラオケ大会の招待状でした。

それだけで終わっては面白くありません。村木の、「だが…それだけですか?」の追及に彼女の本音が明らかになります。

“悪女めいた”ってところが面白いですね。夢と言うよりも野望でしょうか。そんな漠然とした話にもすがりたい彼女の思いが垣間見られます。

足で探すか耳で探すか

村木は“噂の暴走”と推測するものの、所長は“犯罪のニオイ”を嗅ぎ取ります。もっとも、どんな依頼であっても真摯に取り組むのが大川端探偵社です。

若い村木が歩いて調査を重ねる一方、所長は人づての情報力にものを言わせます。村木も20年後か30年後は所長のようになれるのでしょうか。

なお、本作は日本文芸社の『週刊漫画ゴラク』にて不定期連載中。原作者のひじかた憂峰さんは狩撫麻礼さんの名前でも活躍していました。惜しくも2018年1月に亡くなられたのですが、日本文芸社のツイートや追悼文によると未発表の原作があるとのことで、2019年4月には最新単行本10巻が発売されています。今後どうなるか分かりませんが、無理の無い範囲で楽しめればと思います。

様々な依頼人と依頼内容

その後、除き部屋のあるラブホテルを探して欲しい。ストリッパーの行く末を知りたい。噂で聞いた怖い顔コンテストに出場したい。なんて依頼があります。

依頼内容もですが、依頼人自体もちょっと変わった人ばかり。もちろん3人が尽力することで依頼は解決を迎えます。ただし幸せな結末になるものもあれば、そうでないこともあります。その辺りは運でしょうか。

漫画そのままにドラマ化

2014年にはテレビ東京系列「ドラマ24」枠でドラマ化もされています。村木はオダギリジョーさん、所長は石橋蓮司さん、メグミは小泉麻耶さんが演じました。私もみていましたが3人とも漫画のイメージを忠実に再現していました。ただ、深夜ゆえか視聴率が伸びなかったのが残念です。

DVDにもなっていますし、YouTubeではテレビ東京公式の予告篇を見ることもできます。それらに合わせても良し。漫画単独でも良し。ぜひ漫画アプリ「マンガKING」で読んでみてください。

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