相撲取りが『ごっつあんです』となるために必要なのは?

結婚申し込みでのダメ出し

年六場所の他、巡業などでもお馴染みも大相撲。そんな相撲界の給金事情を赤裸々に描いた『ごっつあんです』(岡村賢二)が、無料漫画アプリ「マンガKING」で読み放題作品として公開中です。

主人公は幕内力士の後藤丸次善。名前から“ごっつあん”と呼ばれていますが、「ごちそうさまです」と掛けているのは言う間でもないでしょう。

前頭九枚目で勝ち越しを決める将来有望な若手力士の一人である五藤丸。大手会社で社長秘書を務める彼女がおり、勝ち越した勢いもあって結婚の許可を求めに行くのですが……、あっけなくダメ出しされてしまいます。

相撲取りの人生設計

彼女の父親が根拠とするのは後藤丸の人生設計です。有望な力士であっても人生をトータルで見込めば大したことはないとのこと。

“せめて大関には”とあるところに現実的な厳しさが表れています。ただ娘を嫁に送り出す相手と考えれば、それも無理からぬことなのかもしれません。

相撲で金を稼ぐには

そんな後藤丸にアドバイスをするのが2年先輩の大門寺関です。手っ取り早く年収を上げる方法の1つとして金星を獲得することを勧めます。

年収24万が上がるってことは、月に2万円の昇給ですね。金星10個なら240万。20個なら480万。それが加算され続けるってのは魅力です。もっともそこまで金星を上げ続けるには平幕のままでなくてはいけませんし、それもまた難しそうですが。そして肝心の金星も獲得はなりませんでした。

漫画とは言え、そうそう簡単に勝てれば世話はないですよね。しかし……。

なんと大門寺関は金星を獲得しています。まさに有言実行です。大門寺関が「これで24万円だ!」と思ったかどうかは定かではありませんが。

相撲界の給与あれこれ

この他にも「持ち給金(力士報奨金)」「年寄り(親方株)」「三賞」などについて事細かに説明してあります。

日本文芸社『週刊漫画ゴラク』で連載されていたのが2015年頃。ですので、現在ではちょっと金額が変わっているかもしれませんが、星の1つ1つがお金に結びついていると考えて間違いないですね。漫画アプリ「マンガKING」で本作を読んで、力士の給与体系について詳しくなってください。

“星を買う”ことも

そんな相撲の世界で気になるのが不正、つまり八百長(やおちょう)です。かつては「一切ない」なんて言われていましたが、元力士による告発や携帯電話に残っていたメールの記録により事実であることが明らかになりました。本作では後藤丸が、「まさか星を買って……!?」と口にしてしまうシーンが描かれています。

後藤丸本人がその経験があるのかは分かりませんが、何がしかで見聞きしたこともあるのでしょう。問題は現在でも星の売買が行われているか、ですね。先の事件でも、相撲協会の調査は不明瞭なまま結局うやむやになってしまいましたし、閉ざされた世界では何でもありなんでしょう。

ともあれ、そんな相撲界で後藤丸はどこまで勝ち上がっていけるか。そして結婚はどうなるか。ぜひ漫画アプリ「マンガKING」で読んでみてください。

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