奥深さとシンプルさ共存するゴルフの魅力たっぷり『キンゾーの上がってなンボ』

アマチュア強豪からプロへ

ゴルフのシンプルでありながら奥深さが分かる『キンゾーの上がってなンボ』(原作:小池一夫、作画:叶精作)が無料漫画アプリ「マンガKING」で大好評公開中です。

サラリーマンとして働く主人公の前野金蔵。ゴルフの腕前はスクラッチ、つまりハンディキャップなしの強豪です。ただし、ゴルフに集中したいとする本人の思惑に反して、何かと“しがらむ”毎日を送っています。

プロゴルファーを目指すため、仕事を辞めて奥さんとも離婚するなどプライベートのしがらみを一切捨てようを決心することで、裏のプロゴルファーである闇塚新一と戦うことになります。もちろん勝負内容もゴルフです。

思わず拍手する妙義

闇塚との勝負に真っ向から挑む金蔵の姿勢は、対戦する闇塚だけでなく、金蔵が負けることを願っていたギャラリーすら変えてしまいます。

クリーク(池)超えのショットが見事に決まった際には、思わずギャラリー達が拍手をしてしまうほど。まさに「拍手させるキンゾーが凄い」のでしょう。もっとも本人によれば、ミスショットだったそうですが。

ゴルフのウンチクがたっぷり

ゴルフに限りませんが、読んでいる素人にも分かりやすく理解させるのが漫画のみどころ。本作でもゴルフやそれに関連した知識がしっかり盛り込まれています。「奥深いけどシンプル」は、少しでもゴルフを知る人なら誰でも悩みそうなところ。

別の勝負では芝博士よ呼ばれる人からゴルファーにとって大事な芝について話を聞いています。大事な勝負の真っ最中であっても、勝負そっちのけで芝の話に夢中になっているのは金蔵だからでしょうね。

訪れる静かな勝利

闇塚との勝利は18ホールを終わったところで引き分け。本来であればエクストラホールの延長戦に突入するはずだったのですが、金蔵の負けを願った人達が消えてしまったことで、勝負は自然と終りになってしまいます。

ゴルフは引き分けながらも、生き様の勝負で勝ってみせたというところでしょうか。思わず拍手をしたくなるような相手であれば無理からぬところですね。

いろんな対戦相手

産業経済新聞社の「週刊サンケイ」に掲載されていた本作。闇塚の後も、アメリカ人のミラー・バーバー、10代の女の子二人、ゴルフ場の管理を務める川端太一らと次々に勝負をすることになります。

スクラッチでプロを目指そうという金蔵に勝負を挑むのですから、彼ら彼女らも強豪ゴルファーに間違いありません。いずれも異色の勝負内容となるのですが、その結果を含めてぜひ漫画アプリ「マンガKING」で読んでみてください。

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