あなたの考えが『サトラレ』ているとしたら、どうする?

「さとり」の反対「さとられ」

思っていることや考えていることが周りに筒抜けになってしまう人間達を描いた漫画『サトラレ』(佐藤マコト)が、無料漫画アプリ「マンガKING」で読み放題作品として公開中です。

「さとり」という妖怪のことを何かで見聞きした人もいるでしょう。人間の考えていることがマルッと分かってしまう妖怪で、麻雀やポーカーでもやらせたらさぞ強いんじゃないかと思います。

この漫画のタイトルになっている“サトラレ”はその反対。自分の考えていることが、周囲の人間に意図せず伝わってしまうんです。作品中では“先天性R型脳梁変成症”と名付けられています。

“奇病”ともありますが、どちらかといえば特殊な能力でしょうね。高いIQが特徴の1つですので、知能の高さゆえに副次的な作用で“サトラレ”なっているとも解釈できそうです。

まあ、大きなおっぱいに目を引かれてしまうのは男性のサガでしょう。これは異能でもなんでもありません。

いろんなサトラレ達

そんなサトラレがたくさんいるのかといえば、そうでもないし、そうでもあります。本作の冒頭では“1千万人に1人”とのこと。

日本の人口が約1億2千万人ですから、12人くらいはいても不思議ではありませんし、世界中なら600人ってところでしょうか。

最初に登場する西山は大学院生ですが、医師のサトラレ、学生のサトラレ、将棋のプロ棋士を目指すサトラレ、政治家志望のサトラレなどが登場します。

ただし、“サトラレ”であるがゆえに進路も絞られてしまうんですよね。優秀な頭脳を活かせる仕事なら良いのですが、畑違いの職業となるといろいろ問題が生じます。

どんなに優秀でも法律関係の仕事は難しそうですね。だって自分の考えが“サトラレ”てしまうため、秘密の保持なんて不可能ですし。

サトラレを守る?人々

そんな彼らを守る組織としてサトラレ対策委員会があります。どうやら内閣府の組織のようで、すぐれた頭脳を持つ彼らに悪影響が及ばないよう警護しています。もっとも彼らの優れた頭脳が国にとって有益と考えられるため、警護しつつ管理する面もあります。

西山のそばに配属された小松もその1人。明らかにフラグが立っていますが、「可哀そうだたあ、掘れたってことよ」なんて文句の通りになってしまいます。それはそれで幸せなら何も文句はありません。

またサトラレを敵視する職員や関係者もいて、委員会の志向も一様ではありません。巨大な組織になれば、そうした状況も当然ですが。

サトラレとサトラレが出会うと?

そんなサトラレ同士の接近には十分気を配っています。何せある程度近づいたらお互いにサトラレであることが分かってしまいますから。そこで配慮するのもサトラレ対策委員会の仕事の1つです。

でも親子サトラレだった場合に、その対策を取るのってどうなんでしょうね。 

小松達は納得した様子を見せていますが、その心の奥底はサトラレでないので分かりません。

狙われたサトラレ

講談社の「イブニング」などで連載された本作は、2001年に『サトラレTRIBUTE to a SAD GENIUS』のタイトルで映画にとなり、安藤政信や鈴木京香らが出演。2002年には鶴田真由やオダギリジョーらの出演でドラマになっています。

先に書いたように優れた頭脳を持つことの多いサトラレ。ある意味で貴重な彼らの存在がターゲットになることもあります。トラブルに巻き込まれた西山は自分がサトラレであることを知ってしまい、自暴自棄にも陥ります。

20数年生きてきてそれまで自分の考えていることが、周囲に筒抜けだったと分かったら無理からぬことです。果たして西山は元通りの生活を送れるのか。ぜひ漫画アプリ「マンガKING」で読んでみてください。

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