中年男が生き様を赤裸々に明かす『大市民日記』

作者の信条「工夫と努力」

作者の分身とも思える主人公が活躍する『大市民日記』(柳沢きみお)が、無料漫画アプリ「マンガKING」で読み放題作品として提供中です。

『翔んだカップル』『特命係長 只野仁』などの人気作を持つ柳沢きみおさんのエッセイ的な作品が本作などの『大市民』シリーズです。一応、主人公として小説家の山形鐘一郎(やまがた しょういちろう)が登場するのですが、ほぼ作者の代弁をする格好で話が進んでいきます。

主人公が信条としているのは「工夫と努力」。月に数百万円を稼ぐ作家ながら奥さんが4人、子供が11人いる事情もあってあまり贅沢をしている様子はありません。しかしお金こそ使っていないものの、工夫と努力をこらすことで充実した毎日を過ごしています。

さらに毎日プールに通って健康を維持している面も。この辺りは見習いたいものです。

大好きな白菜鍋

主人公が大好物として度々登場するのが白菜鍋です。

要は白菜と豚ばら肉を使った鍋で、ネットでも似たようなレシピがたくさん出てきます。調味料などが少し異なるようですが、それは好みでしょうね。

死ぬ間際にも食べたいそうですし、一年の締めでも白菜鍋を食べています。どれだけ好きなんだろうか、と。

山形式○○いろいろ

本作中には、その他にも「山形式」を冠したレシピが登場します。共通しているのはあまりお金がかからないこと、調理の手間もそれほどでないこと。

料理を全くしたことの無い人では難しそうですが、そこそこ台所の経験がある人なら簡単にできるのではないでしょうか。「山形式つけ汁」は素麺だけではなく、中華めんやうどんや日本そばにも合います。

半分当った予言

日本文芸社「別冊漫画ゴラク」にて2005年から2009年まで連載されていた本作。こうした単発エッセイ的な話が続くのですが、ぜひ読んで欲しいのがこちら。とあるメガバンクの名前について語ったものです。

昔は「協和埼玉」「太陽神戸三井」なんてのもありましたね。なお「UFJ」はUnited Financial of Japan(ユナイテッド・フィナンシャル・オブ・ジャパン)の頭文字なのだとか。どうにも分かりにくいです。

2018年4月には「三菱東京UFJ」から「三菱UFJ」となっています。作者の予言が半分当たった格好ですけれども、もう半分はいつ実現するんでしょうか。そう遠くない気もします。

この他にもいろんなエッセイ話が満載です。主にお酒や食べ物の話が多めなので、グルメ漫画として楽しめる側面もあります。そんな『大市民日記』をぜひ漫画アプリ「マンガKING」で読んでみてください。

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