御用牙のかみそり半蔵が『レイザー』となってアメリカで生きていた

100歳を超える?主人公

小池書院「時代劇漫画 刃-JIN-」にて連載されていた異色作品『レイザー』(原作:小池一夫、作画:伊賀和洋)が、無料漫画アプリ「マンガKING」で読み放題作品として提供中です。


本作の舞台はアメリカのニューヨーク。主人公は日本人のマーカスなのですが、彼こそ漫画『御用牙』で活躍した板見半蔵(いたみ はんぞう)でした。アメリカに渡ってからは“傷(マーカス)”と名乗っており、傷だらけの体が彼の壮絶な半生を物語っています。

相棒の刑事マグロー

そんなレイザーはデモの混乱から助けた刑事のマグローと心を通わせたことで、マグローの捜査を陰から手助けすることとなります。

その後にローズヴェルト大統領の信頼も勝ち得ていくのですが、それもまたマーカスと心を通じたからのようです。もっともそれ故に物語の後半で意外な展開を迎えるのですが。

アメリカに来た理由

マーカスことかみそり半蔵が日本を離れてアメリカに流れた経緯も描かれています。通辞(外国語の通訳者)の妻に端を発した上役である奉行とのいざこざが元となり、「地獄へ道連れにしてやらアッ!!」と啖呵を切ってはいるのですけれども、何とか生き延びてアメリカに流れてきます。


アメリカに来たきっかけも女性がらみ、アメリカに来てからも女性が途絶えることのないマーカス。それだけに男性とも女性ともトラブルが絶えないのですが、持ち前の腕っぷしと絶倫の精力で乗り切っています。本当に100歳を超える老人なのかと疑いたくなるほどです。

あの有名人も登場

本作では明治時代に社会主義者として活躍した幸徳秋水も登場します。元幕臣からなる追っ手からの護衛をマーカスに頼んだ秋水。

マーカスが現れた際の姿こそ冷静に理解した秋水ながらも、マーカスが護衛を断った理由に顔をゆがめたところは実に滑稽。秋水との結末は意外な形で終わってしまうのですが、マーカスことかみそり半蔵の眼力がどこで真実を見抜いていたか知りたいところです。

マーカス最後の戦い

この後、マーカスはローズヴェルト大統領をも敵に回してアメリカでの出来事に決着をつけていきます。強引な腕っぷしと切れる頭脳を駆使したマーカスのやり口は、年を取っても“かみそり半蔵”の頃と変わっていません。


幕末から明治の混乱期に外国へ渡った日本人が少なからずいたとのこと。マーカスこと半蔵ほど壮絶な人生を送ったのかは分かりませんが、『レイザー』をぜひ漫画アプリ「マンガKING」で読んでみてください。

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