兜町の蒼き狼と呼ばれた男がシマに戻ってきた『相場師-シテ-』

相場師の活躍を描く

数々の法規制やインターネットの普及もあってか随分と大人しくなってしまった株式市場ですが、まだまだきな臭い話が後を絶ちません。日本文芸社「漫画ゴラクネクスター」で連載していた『相場師-シテ-』(原作:観月壌、作画:平松伸二)は、そんな株式相場で活躍する相場師を描いた作品で、無料漫画アプリ「マンガKING」にて大好評公開中です。

兜町の蒼き狼

本作の主人公はかつて「兜町の蒼き狼」と呼ばれた志麻蒼一(しま そういち)。刑務所を出た彼が金貸しをしていた金子満吉(かねこ まんきち)に出所祝いとして牛丼ご馳走になるところから話が展開します。


満吉の“欲”を見込んだ志麻は、彼を相棒として株式相場の世界に復帰。以前に自分を陥れた裏切り者への復讐を果たすために、数々の相場を仕掛けていくことになります。本来大金をもっている志麻に万吉が「小遣いや!」と一万円を渡すところも、それに「ありがとう」と丁寧にお礼を述べる志麻とのやりとりは読者視点で滑稽に映るのですが、この辺りも二人の性格を反映させているのでしょう。

株の知識も満載

満吉があまり株式相場に詳しくないこともあって、彼に教える形で株式投資の“いろは”を解説しています。本作を読めば株式投資についてひと通り学べると言ってもいいでしょうね。


ただし“買い”について教える時には将棋の山崩しとともに首を絞めるとの過激な手法で勉強をしていました。身をもって学んだことは死ぬまで忘れないなんて言いうことがありますが、ここまで来ると正気の沙汰ではありません。

仲間と敵と

相場を仕かける際に意外な人達と手を組むこともあります。主人公達が裏切られても仕方のない状況にもなるのですが、とことん信じきることで相場に勝利し大金をつかみます。次に会ったとき、再び味方となるのか、それとも敵となるのかは神のみぞ知るところ。


また、宗教団体に仮装した敵と相場を争うこともあります。単に株を買い占めるだけではなく、会社の代表権をめぐる株主総会でのやりとりを終えて彼らと和解するのですが、そこに至るまでの二転三転する展開には目を見張るものがありました。

復讐の行方は?

相場をめぐる戦いに勝利しつつ、志麻と万吉は投資資金を膨らましていきます。そして最後のターゲットと対峙する際には、万吉もいっぱしの相場師になっている感があります。最終的に復讐は成功するのか。そしてそれはどんな方法なのか。ぜひ漫画アプリ「マンガKING」で読んでみてください。

マンガKINGは持ってなきゃ損?!その理由とおすすめ作品を紹介します