超一流の『ザ・シェフ』が万人の胃袋と心を満足させる

ゴルゴ13かブラックジャックか

高額な報酬で仕事を請け負うプロフェッショナルを描いた漫画はいくつもあり、皆さんも思い浮かべることができるでしょう。本作『ザ・シェフ』(原作:剣名舞、作画:加藤唯史)もその1つです。 パリの一流ホテルでシェフを務めたこともある天才シェフの味沢匠(あじさわ たくみ)は、いろいろな事情があって高額な報酬で仕事を請け負う流れの料理人となり、“幻の料理人”とも呼ばれています。

100万円、200万円は当たり前

彼が請け負う依頼は様々で、短期間ながらレストランを任されることもありますが、一食分を作って終了なんてこともあります。その報酬は100万円、200万円は当たり前で、時には500万円、1000万円なんてこともあります。それだけの報酬を提示されても顔色ひとつ変えることなく、当然のように受け取るのは彼の腕前をもってすれば当然のことなのでしょう。

食べた人の表情が一変

CM撮影のために特製のシチューを作る依頼を受けた際には、女優とのデートを報酬に加えるなどナンパな面も見せましたが、食べた女優も依頼した食品会社の社長も満足させる結果を出しています。もっともデートに誘ったのは、彼女の嗜好を知ることや気分転換させる意味があったのかもしれません。全てが料理につながっていると見るのは考えすぎでしょうか。

「関係ない」とそっけなく

話の流れの中で味沢匠が依頼者や関係者から依頼の原因を聞かされることもあるのですが、「私には関係ない」などと言ってそっけなく立ち去るのが常です。ただし彼の料理を食べることで、そうした原因のほとんどが解決に至っています。味沢匠が具体的にしたことは料理を作って提供しただけなのですが、それを食べた人の心を動かしたのは事実です。

時には無料で引き受けることも

高額な報酬が当たり前の味沢匠ですが、話の流れによっては格安で仕事を引き受けたり、無料で料理を提供することもあります。先に登場した女優がカムバックに悩む話では、別件で仕事を引き受けていたレストランに彼女や彼女の家族が来るように頼み、悩みを解決するような料理を提供しています。 旦那さんからいくらかの報酬がでていたのかもしれませんが、そこまで考えるのはヤボですね。もっともナンパな面もある味沢匠のこと。カムバックするB級映画での濡れ場を見てみたかったのかもしれませんが。

『ザ・シェフ~新章~』も

日本文芸社の「週刊漫画ゴラク」にて連載されていた本作。単行本は全41巻となっており、無料漫画アプリ「マンガKING」で読むことができます。また、少々趣きを変えた『ザ・シェフ~新章~』『ザ・シェフ・ファイナル』なども発表されており、機会があれば、ぜひ紹介したいと思います。いずれも「マンガKING」で読むことが可能ですので、ぜひ読んでみてください。 https://manga-apps.jp/2018/11/29/mangaking/