特攻兵器に身をささげた軍人たちの戦い「特攻の島」

第二次世界大戦末期、戦況が悪化の一途を辿っていた日本は究極の特殊兵器開発に着手します。その兵器の名は「回天」。

皆さんは第二次世界大戦についてどの程度ご存知でしょうか?戦後から日がたつにつれ、敗戦の辛い記憶は風化の一途を辿っています。当時日本がどのような道を歩んだのか、20歳そこらの若者たちが何を考え、日本のために命を落としていったのか。

漫画「特攻の島」では、人間魚雷兵器として特攻していった軍人たちの姿が史実に描かれています。自らの命を犠牲にするということに悩みながらも、懸命に戦い抜いた軍人たちの有志には胸が打たれることでしょう。

1.あらすじ

昭和19年、圧倒的戦力を誇る米軍に劣勢を強いられていた日本軍は、形勢逆転の望みをかけて特攻兵器「回天」の開発に着手。そして、特攻兵器に搭乗する軍人たちの招集をかけます。

福岡海軍航空隊の予科練「渡辺祐三」は、一度出撃すれば命はないと聞かされながらも回天搭乗員に志願する事を決意。しかし、彼は他の軍人とは一風変わっており、「祖国のために命を捨てる」ということに美学を感じているわけではありません。自分が何をすべきか、何をしたいのかが分からず、ただ流されるままに参加を決めたのでした。

回天の搭乗員たちは、とある島に集められて出撃のための訓練を受けるよう指示されます。その島で渡辺は回天の創案者「仁科関夫」に出会い、彼も搭乗員の一人であることを耳にしました。

「自ら死ぬことを頭に入れて回天を制作した想いとは一体……」。彼がどんな思いで回天を作り、何を考えて死を迎えようとしているのか、怖さは感じなかったのか疑問に感じます。仁科の前で問いただした渡辺は翌日の訓練で彼のパートナーを務めることになりました。訓練の中で語られていく仁科の想い、それを受けて変化する渡辺の心境。二人が想いを交わせ、回天の練度を高めていくに連れて、刻一刻と出撃の時間は迫っていくのでした。

2.見どころ

この作品の最大の見どころは主人公渡辺祐三の生きざまです。戦時中の日本兵については、残された手紙から読み取れる勇敢さから現代人とかけ離れた思想を持っているものと思われがちです。しかし、彼らも同じ人間。、母を思って涙する若者もいれば、部下を死地へ送り出すことに悩み苦しむ隊長がいました。

渡辺祐三も現代人と何ら変わらない、普通の青年です。絵を描くことが好きで、家族や友人想いの優しい男。そんな彼が自らの死に直面し、友人の最期を看取る。様々な出来事を経験し変わっていくのです。現代人に近い性格をした主人公渡辺の目を通して繰り広げられていくストーリーは、私達自身が体験しているかのようなリアリティを実感させてくれます。

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