天才になれなかったすべての人へーー。 熱きクリエイター物語「左ききのエレン」

毎日働く大人にこそ読んでほしい、今一番心に響くマンガがこちらの「左ききのエレン」。
美術大学を出て大手広告代理店に勤めるデザイナー、朝倉光一とその周りの人々を取り巻く、
”天才”と”凡才”の物語です。
そしてそのマンガの絵がこちら。
あっ!ちょっと待って!この絵を見て離脱するのは勿体無いですよ!!
「左ききのエレン」の作者、かっぴーさんの絵はかなり独特で読者を選びますが、
最初さえ気にせずに読み進めれば、いつの間にどっぷりハマっているはず。
そんな不思議な魅力のあるマンガです。

何か…!!!何かにならなきゃ… 退屈で…退屈で…生きていけねぇよ…

 

主人公はいわば「持たざる者」側の人間。
徹夜で作業、締め切りに追われる日々、毎日ガムシャラに働くけれど、それが全て報われるわけではないー…。
自分は天才ではないと思い知りながらも足掻き、前へ進む主人公の姿は多くの人が共感できるはずです。
クリエイティブな職場の描写も、武蔵野美術大学から大手広告代理店に就職と主人公とほぼ同じ経歴をたどっている作者のかっぴーさんの経験が生きているであろう、リアルな描写になっています。
この業界に興味がある若者にもオススメ!

向いてない人間が人生賭けたって…不幸になるだけなんだ 自分も…!!!周りも…!!!

そしてこちらが主人公が高校時代に出会った少女、「エレン」。
エレンはずば抜けた絵の才能の持ち主だけれど、悲しい過去から絵を描くのをやめてしまっていました。
エレンと光一、才能とそれを焦がれる者が交わる時、運命はどう変わっていくのか?
本気出せ 本気出せよ光一 ーーー
本気出してそれからーーー
あきらめろ
余談ですが、作中に登場するエレンの描いた絵は作者かっぴーさんがアーティストさんにお金を払って描いてもらっているらしいです。そして無料での作品公開…。採算度外視のかっぴーさんの魂の叫びと言ってもいい作品ですね。

光一とエレンだけでない、多種多様な登場人物

どんなことも平均以上にこなせてしまう現実主義者な「さゆり」やドSな天才モデルの「あかり」など個性的なキャラクターが勢揃いしているこの作品。
「左ききのエレン」の凄いところは、才人から凡人まであらゆる人物が出てくるのに皆のセリフがどれもどこか共感できるところ。キャラクターのバックグラウンドが丁寧に描かれているので、一人一人のセリフが重みを持って入ってきます。
「左ききのエレン」は現在nifuniさん作画でリメイクされています。nifuniさんの綺麗な絵で新規ファンもとっつきやすい素敵な仕上がりになっていますが、個人的な筆者の意見としては原作のかっぴーさんの絵も大好きです。
この絵だからこそこの作品のテーマが伝わるような気がするんですよね。
しっかりキャラクターが書き分けられていますので多い登場人物も混同しませんし、何より表情の描き方が豊かです。
一見下手なように見えて、スラスラと読ませるマンガ力のある絵です。
原作版「左ききのエレン」はマンガKING(漫画無料購読アプリ)から読むことができます。
読んでいるこちらは無料でも(もちろん合法)、読めば読むほど広告料が作者さんにも入る仕組みみたいなので、応援するつもりで好きな作者さんの作品をたくさん読むのも良さそうですね!

 

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