男社会への復讐を誓い、夜の世界で『女帝』を目指す!

「女帝」は倉科遼(くらしなりょう)原作の「ネオン街モノ」(お水系)の作品です。こちらの「女帝」はシリーズ化されており「女帝花舞」「女帝由奈」等々出ていますが、まずはこちらの第1作の「女帝」からをお勧めします。「女帝」は漫画サイト「漫画KING」にて無料で読むことができます。また、倉科遼原作の多数の作品が「マンガKING」で読めるのでお勧めです。こちらの作品は映画化、ドラマ化もされており、魅力ある作品であることが分かります。

1.映画よりもドラマよりも、断然漫画!

主人公が銀座の女帝を目指して一心で走り続けるサクセスストーリーが見事なまでに壮大で濃厚に描いています。壮大さを感じさせるのは、やはり倉科遼お得意のお水の世界が非常にリアルに描かれているからでしょう。煌びやかで美しいお水の世界とその反面厳しく、恐く、儚い部分が如実に描かれています。主人公の波乱万丈な反省とそれを取り巻く人間模様にも魅了され、一気に読んでしまいます。中毒性があるので、ご注意を。

このボリュームのある圧巻のストーリーは是非漫画で読んでいただきたい作品です。

2. 立花彩香が「女帝」になるまでの出会い

主人公の立花彩香は成績優秀な女子高生で負けん気の強い非常にマセた女の子。「女の子」というよりもこの時点で既に「女性」です。この主人公が夜の世界で成功するだろうなという片鱗がこの頃から出ており、頭脳明晰で豊満な体を持ち、そして奔放な性格が魅力的なのです。

母親は小さなスナックを経営しており、これぞ火の国熊本の女性という真の通った強い女性。母親は女手ひとつで彩香を育て、彩香の父親は不明でした。彩香もこのスナックの手伝いをしたりと二人で支えあって生活をしていました。

そんな時に土地開発側の地上げ屋に脅され、母親が病気で倒れてしまします。彩香は母親のためにスナックで働くと決め、学校を辞める決意をします。

彩香は高校のクラスメイトで惹かれあっていた杉野謙一へそのことを告げると、杉野に校内で襲われそうになります。杉野は夜の世界で体を売ってしまう前に自分が彩香をものにしたいと焦ったのです。そこを教師に見つかったため未遂で済みましたが、杉野は彩香に「誘われた」と言うのです。水商売の子供ということで大人は杉野の話を信じます。

高校生とは思えぬ彩香の強さが伝わります。そして、母親はそのまま帰らぬ人になってしまい、必死で守って来た店も無理矢理潰され、この不定なまでの不幸から、母親や自分をこんな目に合わせた男たちへの復讐を誓います。

杉野の行動は若気の至りではありますが、愛する女性への仕打ちとしては最悪ですね。

後に彩香がホステスとして上り詰めているとき再開するのですが、杉野と彩香の関係がどうなるかも見どころです。

また、母親の残した手紙によって父親は尾上という政治家だと知りますが、母親を捨てた男だと思い込み父親に復讐することを決意するのです。復讐劇のオンパレードですね。

高校を辞めたあと、彩香は一人で大阪へ行きます。大阪で彩香は二つの大きな出会いをします。1つ目は伊達直人との出会い、そして2つ目が2件目のお店として働いた大阪の繁華街ミナミにある「エレガンス」です。

伊達とは同じ闘志を持つ仲間として強い絆を持ちます。伊達は後にもちょこちょこと出てきますが、本当に良い同志です。

 

そして「エレガンス」では、「ミナミの帝王」と呼ばれる大物人物の美濃村達吉に可愛がられて後に東京の銀座へ行くことになるのです。彩香が女になるのもこの時です。

初めから思っていましたが、彩香は本当にセクシーな女性です。そして、巻が進むにつれてさらに洗練されていくのがこの作品に引き込まれる理由の一つです。

彩香のショートカットもとても魅力的です。

東京へ行った後の大きな出会いはこちらも二つあります。

1つ目は父親との再会、2つ目は新藤英二との出会いです。

お客である父親とでも寝てやろうという彩香の意気込みには息を飲むものがありますが、さすがにそこまではいかず、父親から母親と別れた真相を聞きます。憎き父親は実は非常に誠実な男だったんです。

また、「一流の黒服」を目指す新藤との甘酢っぱい純愛が私は好きでした。黒服の進藤を目当てに訪れる客もいるほどまでに相手を惹きつける男性なのです。惹かれあう二人ですが、ホステスと黒服の恋愛は水商売の世界ではご法度。悩みながらも思い合う二人の姿は胸にキュンとします。なお、新藤とは後に結婚をし、子供も設けます。

ここまでこの作品に引き込まれたのは、彩香自身の魅力もありますが、彩香を取り巻く人々の人の良さがあったからだと思います。酷く卑しい人間もいますが、良い人間との出会いが多いのです。

本作は、「マンガKING」で連載中のため、まだ最終話まで読んでいませんが、早く続きが読みたくて仕方がありません。今年までにすべて連載されるので、全巻読み切るのが楽しみです。皆さんもぜひ、この「女帝」の波乱万丈な半生を読んでみてください。

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